2016年6月22日水曜日

初めての与路島へ ~与路島1日目

冬!初めての与路島&請島へ行ってみることにしました。

今回の旅は
奄美大島→与路島→請島→加計呂麻島→奄美大島→与論島
という流れです。
与路島と請島は加計呂麻島のさらに南にあり、奄美大島の古仁屋港から船が出ています。

伊丹で乗り継ぎ、奄美大島に着いたのは17時半でした。もう暗いです。
奄美がきれいに見えた♪

レンタカーは最後の日は早朝5時50分の船で奄美を出るのでガソリンは目方精算となりました。

名瀬に向かう途中、島とうふ『たかの』を見つけ寄ってみることに。どれも美味しそうなお惣菜がいっぱい並んでいた。店内ではミキと豆乳が無料で飲めました。今晩は『鳥しん』を予約していたので、明日の朝用にと豆腐ハンバーグ、マーボ、角煮、ミキ、スイーツを買いました。



鳥しんでは鶏飯、ヤキトリ、からあげ、鶏飯ラーメン、美味しい手作りジュース(ポンカン・グアバ・パッション)を食べました。

鳥しんの鶏飯



寝たかと思ったらすぐに起きる時間に。今回の旅は与路・請・与論は宿に泊まるけれどそれ以外はテントだった。

朝、とうふ屋さんのお惣菜を食べたけれど、冷えてしまってあまり美味しくなくなっていた。これはやぱり暖かい状態で食べたかった!次回はそうしよう。

古仁屋から今日乗る船『せとなみ』が出るのは14:30だ。
それまではホノホシ海岸をゆっくり見たり、嘉鉄の無人市を見たり、万一の為にと薬局で風邪薬とティッシュを買ったりしました。

モダマの森。残念なことに鞘は一つも無かった。
嘉鉄の無人市  ポンカンかと思ったが、すごく硬かった。なんなんだろう?


ホノホシ海岸は玉石の浜
誰もいないホノホシ海岸にはこんなハートが2つ作られていた。ちょっとハートが崩れていたので旦那が直していると知らないうちに後ろに人が来てた。たぶん旦那がこのハートを作ってると思われただろう。ちょっと恥ずかしいことになってしまった。

お昼は手安の方のカフェへ。とてもオシャレなお店だった。
カレーとトマトパスタ、フォカッチャを食べた。

手安のカフェで昼ごはん

可愛く飾ってあるなぁ



駐車場で荷物を整理し、持って行くものと置いていくものに分けました。キャンプ道具は車ごと駐車場に置いていきます。
古仁屋の港の建物の1階では夜光貝の殻が1900円~4000円くらいで売られていました。ブダイも売られていた。もう年末だからか魚は品薄でした。



いよいよ せとなみへ



軽が一台だけ積める


エンジンルームも開いていて見れた

車がブルーシートでラッピングされた

青いのは車

14時30分 せとなみ出港。
けっこうな人が乗っている。軽も一台乗っている。せとなみの写真を撮っていたら「それカメラ機?」と聞かれ、「都会の人は何でも珍しいのだねぇ」とお婆ちゃんと楽しい会話がありました。



潮を吹く岩!

せとなみは前に立てるから楽しい!


クジラが出るかとずっと見ていたけれど結局出ず。船は請島の請阿室につきました。車はここで降りていった。

請阿室



次は同じ請島の池地港。

請島  池地港


そして目的地の与路島に着いたーー!
14時30分に古仁屋を出て、与路島に着くのは16時ころです。もう夕方だ。

無人のハミャ島を過ぎて与路島へ

与路島の人は一輪車で荷物を取りにきていた

せとなみの中
宿の人が迎えに来てくれているはずと思い、ずっとキョロキョロしながら待っていたんだけど、ついに誰も居なくなってしまった。
え!どーしたらいいんだろ?

待合所の中にいた人に聞いてみると、「さっきまでいたでしょ」と。
いたでしょって言われても、知らないからわからないよ。
子供をたくさん連れたおじさんが遠くからウチらをむっちゃチラチラ見てくるんだけど、見るだけで結局行ってしまったので、違うんのだろうか???

仕方ないので集落の地図を見ながら自力で行こうとしていると、親切なおっちゃんが宿まで連れて行ってくれることになりました。
連れてきてもらって良かった!入り口わかならないわ!!!絶対にわからないわ!!!!

おっちゃんの後を付いていくと

ゆるいカーブの茂みが入り口だったのだ!看板はここには無い!


敷地に入って宿の前まで行くとちょうど宿のおばちゃんらしき人が箒を持って立っていた。そしてむっちゃ驚いている。
「こんにちはー。予約してた湯でイルカです」と言うと、『予約入ってないよ。えー。子供ら来てるから泊まる場所ないよ』と言われてしまった!
いや、予約は絶対にしたし。あー、恐れていたことがついにおこってしまったよ。予約を忘れられてしまうという・・・。

『3日後に一人くるけど、それ以外予約無いよ。』と言いながらも、とりあえず泊めてくれることになりました。
普段客間としてつかっている部屋にはたくさんの孫たちが泊まりにきていて、私たちは仏間の横の不思議な3畳くらいのスペースに泊まることになった。窓は無くて、4方が戸になっている部屋だった。
そして、さっき港でチラチラとウチらを見てたおじさんはここの息子さんだった。たぶんたたずむウチらを見て『まさかうちの客じゃねーよな?』という感じでチラチラ見てたんだろうと思う。そして連れていた子供たちはみんなここの孫だった。


無事に(?)泊めてもらえることになったので、すぐに散歩に行ってみたけど私はこの一件で元気が出なかった。
とりあえず、明日泳ぎに行こうと思っている高原海岸へ行くことにしました。
坂道を登り、途中バナナやミカンがなっている。ハブは出なかった。
海はキレイで明日への期待も高まります。
集落へ戻り、サンゴの石垣を見てまわって18時15分ころ宿へ戻りました。

サンゴの石垣が有名な島です
ハブ棒がいたるところにあります
これがサガリバナ並木らしいんだけど、、、想像と違う感じだった
ステキ道がある

海までの道(泳ぐ海は集落の反対側だ)
こんなふうにミカンがいっぱいなっている
オオタニワタリもあった
高原海岸
夜の石垣にかわいい珊瑚断面を見た
夜の集落
宿の入り口の茂み
晩御飯です


先にシャワーを浴びて、ご飯は19時からでした。
貝やカンパチの刺身。煮付け、汁物が美味しかった。カンパチのからあげも美味しい。最後に島で獲れたポンカンをもらって食べた。
夕食は宿のおじさん、おばさん、孫たちと同じテーブルで一緒に食べました。そのときに、おばさんから『予約ちゃんと入ってたのに忘れてた』という話があり、すぐ横にかけられたカレンダーにはしっかりと今日の日付のところに【湯でイルカさん2人、2泊】と書き込んであった。このカレンダーこそが、予約受付表だった。見てみると確かに私たちの後に1人旅の予約も書いてある。
なぜ、そこは覚えていて私たちのは忘れてたのか面白すぎる。
そんなこんなもほほえましいのです。みんな暖かい人たちだから。


私たちは夜9時過ぎに寝たんだけど、向こうの方から孫たちとおばさんのやり取りが聞こえてきてとても面白かった。
『ばぁばの隣に寝る』と皆がおばさんの隣に寝たがり、お父さんから男の子が「なんで開いてるお菓子があるのに別のまた開けるんだ!」と怒られてたり。

そんなはじめての与路島の夜でした。