2015年3月18日水曜日

与論島→喜界島①~冬

この日の朝陽は与論城跡へ見に行きました。
その後、もう一回ヤゴーを見てから朝ごはんへ。


今日はもう与論最終日なので宿を出ます。お昼用のおにぎりを昨日からお願いしていたので、チェックアウトのときに受け取れるのかと思っていたら、10時半ころにとりにきてくれとのこと。小さい島なので、どこにいてもすぐに行けるから大丈夫。
ケンとマーゴに会いたかったけど、誰かが散歩に連れて行ったようで留守でした。


与論最後は郵便局でハガキを出し、きれいな海を見て、心に刻みます。







おにぎりを受け取りに戻るとケンとマーゴも戻っていた。最後に会えてうれしい。
時計回りで島を一周し、空港へ。途中、サトウキビ畑のところではバッタ(タイワンイナゴ?)が大量に飛んできてけっこう怖かった!窓開けて走れないほど。


与論空港では、もう使わないテント、寝袋、貝殻などを送ることにしていました。空港のお土産屋さんはクロネコなのですが、与論は鹿児島県だけど、荷物は沖縄の料金らしく、北海道まですごく高かった。後になって考えれば、郵便局から送ったほうが安かったのか?気になるところです。次は郵便局から送ろうと思います。

12600円のハブ酒。売店にありました。
与論とお別れです


与論空港から奄美空港、乗り継いで喜界島へ向かいます。
この辺の島旅に精通している人は、この無駄に気付いてしまったかもしれませんが・・・
私達は
鹿児島-(船)-徳之島-(船)-沖永良部島-(船)-与論島-(飛行機)-奄美乗り継ぎ-(飛行機)-喜界島
という旅を組んだのですが、島の順番をもうちょっと考えたら飛行機代が浮きます。

鹿児島-(船)-喜界島-(船)-徳之島-(船)-沖永良部島-(船)-与論島

という喜界島を先にもってくると、都合よく船で回れるんです。


自分で、『あれ?なんでこうしなかったんだっけ???』とちょっと考えてみて思い出したのですが、「マルエーの船はむちゃくちゃタバコ臭い」という評判を耳にしたことがあり、『私そんなタバコ臭い船で一晩乗れないわ~!』と考えて鹿児島から喜界島までのマルエー・奄美海運の船を避けて予定を組んだのです。
でもその後、第2回このへんの旅の時に喜界島へフェリーあまみに乗ったのですが、そんなことは無く、全然大丈夫だったのです。
もし、このあたりを船で巡りたい人は、ぜひ喜界島から徳之島まで乗ってみてください。途中、奄美大島と加計呂麻の間を通る時にすごく景色がきれいなので!大感動しました。



喜界島へは午後2時着。さっそくレンタカーを借りて宿の手続きをしていたら雨が降ってきました。
雨だけど、泳ぐ!旦那は泳ぎたいので海へ向かいました。
雨なので私は車の中で寝ていたのですが、近所のおじいちゃんが窓をコンコンとお話をしに出てきました。お話好きな方のようで、濡れながらいろいろ島のことを「どこどこに行った方が良い」と教えてくれました。
雨もひどくなり、おじいちゃんもお家に戻ったのですが、もう一度出てきて手作りのお餅を持たせてくれました。
このあたりではお正月とかに食べるお餅だそうで、月桃の葉に包まったお餅をさらにティッシュで包んで輪ゴムで留めて持ってきてくれました。雨の中わざわざ持ってきてくれるなんておじいちゃんありがとうございます。なんだかとてもうれしくて、胸が熱くなりました。


旦那は雨とやや波の中泳いでいました。
サンゴはビックリするほど元気で、この旅一番!光が入ればどれだけキレイになるのか…それだけでもまた来たい!
魚の群れはあまりないが、大きなマグロが2匹回遊してきた。そんな楽しみなポイント。リーフエッジの落ち込みがけっこう深いのも好み。
と、野帳に書いてありました。とにかく旦那は感激してました。








海から上がってもう5時半だけど島を一周することにしました。が、ここから物凄い大雨と風で嵐になってしまいました。道路のマンホールとか排水?みたいな所から噴水のように水がボボボボボボと噴出しています。こういうの初めて見たわ。
嵐の中、なんとか一周して戻ってきて、晩御飯のお店を探すことになりましたが、どこも新年会でいっぱいで入れません。今回の宿は素泊まりなのでご飯探しがこういう時は面倒です。
数件の店で断られ、やっと入れるお店を見つけました。島のものを食べたりしましたが、2人で5400円と、ちょい高。沖永良部の良さ(安くて旨い)をしみじみ感じることになりました。

買物はスーパーふくりへ寄りました。このスーパーは私にはホームセンターのように見えて、最初見つけられませんでした。駐車場全体が大きな屋根がついていて、雨に濡れることなく乗り降りできるのが感動しました。さすが台風の島ですね。とても親切だ。
あと、この島のスーパーはレジの人が袋詰めまでしてくれます。袋に詰めて一番上をセロテープでとめるトコまでやってくれます。これにもビックリ。自分で入れるんじゃないんだぁ。
なので、レジがけっこう時間かかり行列になったりします。

宿に帰ってからはウェットなど海道具を洗いました。明日一日干して、明後日にはいよいよ帰らなければいけません。

おじいちゃんから頂いたお餅は、とても美味しいヨモギ餅でした(●^o^●)
本当にとても美味しかったです。
食べ終わったあとも部屋の中に月桃の香がしてとても心地良かったです。
すごく美味しいお餅でした♪

与論島②~冬

この日も晴れ!赤崎海岸へ朝陽を見に行くと海から昇るところがハッキリ見えた。

ケンとマーゴはブラッシングが大好きなようだ!
朝のケンとマーゴ


午前中はサザンクロスセンターへ。
ここは一番上が展望台になっていて、資料館部分も昆虫、海、歴史と面白い。館内のDVDコーナーでは戦後の番組が流れていて、金城君という少年が沖縄へ向けて密航する話が戦争の爪あとを強く感じて印象的でした。内容はたしか、金城君は沖永良部の学校に通っていて、沖縄の家族に会うために小さな船に乗って密航しようとしたけれど、途中の与論に漂着して連れ戻された・・・という内容だったと思います。受付のおじさんに聞いてみると、この金城君が来た時は与論の島中が大騒ぎの大ニュースだったそうです。おじさんも金城君の船を見に行ったと言っていました。気持ちが分かるからみんな辛かったんだそうです。
DVDには他にも艀の映像もあったり、もっと時間があればじっくり全部を見て行きたい。


ヨロンマラソンのメダルも飾ってあった。下の青い色が入った魚のメダルがすごく気に入りました。


2時間くらいサザンクロスセンター内を見た後、外の与論城跡を見てみました。サザンクロスセンターが城跡の中に建っている感じです。
与論城跡も眺めがとても素晴らしくて、何度でも来たくなる場所でした。



右奥のがサザンクロスセンターです







城の一帯が高くなっているので眺めが良いです。


地図を見るとこの与論城跡の近くに、昨日見つけられなかった屋川(ヤゴー)があるらしいので車で探してみたけれど全然見つけられない。もういちどサザンクロスセンターに戻っておじさんにヤゴーの場所を教えてもらってやっと見つけることができました。
会館の裏手にヤゴーはありました。

この建物の裏手に回るとヤゴーがある

ヤゴー入口

降りていく

水が湧いていました

ヤゴーは素敵な場所でした。


お昼ご飯はまた宿に戻り、鶏飯とモズクソバを食べました。どちらも美味しいです。

宿のそばの『きび酢』会社さん。ずらーーーっと甕が並んでいたよ。



昼、暑いのでグッタリ寝ている


午後は島の北側の品覇海岸(たぶん)へ泳ぎに行きました。昨日は南側だったのでこちらの様子も見てみたかったのです。
私は貝拾いをしましたが、良い貝は無かったです。『この先もいっぱい拾えるだろう』と徳之島の浜に戻してきた貝達が惜しくなってしまいます。
浜には犬を連れた散歩のおばさんがやって来ました。普段から貝を拾っているそうで、一緒に拾うことになりました。でも、おばさんの求める貝は欠けている貝オンリーなのです。完品には興味が無いそうで、グッとくる欠け方の貝を探しているのです。完品は私にくれるので、私も欠けたのを見つておばさんに渡したのですが欠け方がイマイチだったらしく「ん~~違うんだよね」とポイされてばかりでした。



ヤドカリの足跡♪

カツオノエボシいっぱい

これくらいしか拾えなかった。

こいつらは嬉しかった!割らずに持ち帰るのが大変です。


海の旦那の方は・・・海は入って左の方が良かったそうです。サンゴはやられている部分と元気なところがある。カメは多い。群れや大物は出会えなかったが、天気が良いので気持ちよく泳いだそうです。すごく暖かく、夏の北海道位ある感じ。どんどん泳いでとうとう海中宮殿まで見えてきたそうです。




貝殻かと思ったらやはり生きていたのでちゃんと戻しました




シャコ貝が





海中宮殿まできてしまった。けっこう泳いだ。


夕方ホテルで海道具を洗ったあと、貝が多いと聞いてウドノスビーチへ行ってみたけど、特に欲しいものは無かった。
洗い場・・・使い勝手が悪い

泊ったコテージ棟。 右側の白い建物が映画『めがね』の舞台


ツイ友さんお気に入りの空港横のサンゴ道を見つけました。

夕日はヨロン駅の奥の磯場から。



与論駅の奥
ところどころ崩れている
夕日です


この日の夕食も美味しかった。手作りのデザートも付くのでそれがまた嬉しい。
宿はけっこう混んでいて食事処は満席でした。食事も終盤というころに、突然お年寄りのグループが軍歌を歌いだしてビックリしました。

食後はケンとマーゴの散歩へ。星空の散歩。おとなしくておりこうな犬たちでした♪与論にまた行きたいな~と思うものの一つがこの犬たちなんです。とにかくステキな思い出になりました。