朝6:30に起きた。なんだか雲が多くて雨が降りそうな天気だ。
朝ごはんは7時から。納豆と卵、ヨーグルトとリンゴ。ゆっくり食べていたけど、子供たちはまだ寝ている。
おばさんに海で泳いでくるとちゃんと言ってから出発です。なにかあった時のためにもこういう島では行き先は言っておいた方が良いと思います。携帯も通じないよ。
昨日見た道端のミカンのことを聞いてみたら、「道端のは誰のものでもないから食べてもいいけど、美味しくないと思うよ」という話だった。トカラみたいに道端のバナナにも所有権があるとかだったら困ると思って昨日は食べなかったけど、今日は食べてみることにする!
8:30 高原海岸へ出発。
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坂道の途中から里方面 |
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坂のぼりまーす |
途中イノシシの後ろ姿を見てビックリ!かなりの迫力だった。
道の横で木を刈っているおじさんがいたので聞いてみるとヤギの餌にするらしい。
ミカンがいたるところに生えている。進みながらいろんな木のをもいで食べてみた。けっこう『ぎゅもー』と口の中が酸っぱえぐいみたいな感じになる味だ・・・。確かに美味しいものではない、けどもぎながら歩くというのがとても楽しくて、たくさん食べちゃいました。
たぶん昔は民家だった奥まった木には明らかに別の種類のミカンがなっていて、そいつも食べた。
道を歩く時も、ミカンを獲るときも、ハブにすごく用心しました。もし、こんな集落から離れたところで咬まれたら死んでしまう。
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この木がヤギの餌になるんだって |
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まだ登ります |
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このあたりが超える山のてっぺん。この先は下りです。 |
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海へ下ってます |
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バナナだ |
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もうすぐ海だー |
9:15 高原海岸に着きました。
集落からは45分かかりますね。山を一つ越える感じです。ウェットや足ヒレを持ってこの道中を行くので、特に帰りはものすごく大変です。
今回は想像以上の寒さと天気の悪さで、私は泳がないことにしました。貝殻拾いをして旦那を待ちます。
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入りやすいです |
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ついに雨が |
途中で雨が降ってきてしまい、荷物に傘をくくりつけて濡れないように頑張ってみました。
私の方は良い貝殻は落ちてなくて、旦那の方は水は超冷たかったそうです。
バラクーダやネムリブカではないサメも遠くに出たようですが、写真ではうまく写ってなくて残念です。
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この日の成果 |
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青いのがまだ残ってる! |
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天気がわるくて真っ暗!! |
なんと旦那は2時間も泳いでいました!冬なのに!
雨もやんで、12:15 高原海岸を出発し、13時に宿に着きました。お昼ごはんに遅れてしまったのでかなり急いで歩きました。
濡れたウェットが重すぎて帰り道の旦那はさすがに疲れていました。
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あの山を越えるんだ |
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重いー |
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山越えて里が見えてきた。向こうに見えるのは明日渡る請島だ! |
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年末年始で100円貯金はできないし風景印も押せない・・・残念です |
お昼ごはんはカレー。宿のおばさんは島内に友達が多いので良く電話がかかってくる。地元のおばちゃん同士の電話は、ほぼ解読できない言葉で面白かった。何言ってるか本当にわかないよ。
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息子さんが釣り船をやっているそうで、長期滞在の釣り客がよく来るのだそう。 |
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おばさんは貝を集めているので戸棚から出していろいろ見せてくれるのも楽しかった! |
午後は13:50に宿を出て砲台の方に行ってみることにしました。
道中またミカン、ハッサクなどをもいでは食べました。
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山の上の分かれ道までは海岸への道と同じです。 |
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泳いだ海が見えました |
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なってるなってる♪ |
どんどん進むと砲台とノエビアの分岐になった。砲台の方の道は荒れ果てていて、本当にハブがやばい感じがしたので諦めてノエビアへ行くことにしました。
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ノエビアと砲台の分かれ道! |
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ノエビアの方は道がある |
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砲台の方は・・・ |
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こりゃ行きたくないな(ハブ的に) |
ノエビア方面に行ってみるも、進んだ先にはモノレールの乗り場が2箇所あるだけ。ノエビアはここから遥か海岸まで降りたところにあるのだった!
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ノエビアが見えた!写真の左、海岸の近くの小さな建物だ! |
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一つ目のモノレールと右横の階段 |
一つ目のモノレールが出現してからさらに道を進むこと10分ちょっとで2台目のモノレールが登場した!
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2台目のモノレール。下の浜にノエビアが見えるよ |
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けっこう急です |
2台目のモノレールの先で道は行き止まりになっていました。ここで引き返します。
1台目のモノレールまで戻ったところでまだ諦めきれずに降りるかどうか迷いました。せっかくココまで来たのだからノエビアまでは行きたいんだけど、無理して咬まれたらどうする? かなり降りるから登りは辛いわ・・・と、かなり悩んだ結果、途中まで降りて引き返すというなんとも中途半端な結果になってしまいました。
ノエビアまで行ったからといって何があるわけではないのだけど、、、
すんごく心残り!せめて誰も来ない浜で貝殻拾いしたかったな。
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途中まで降りてみたが先が長すぎて諦めた |
集落に戻ったのは16時過ぎ。集落からノエビアのトロッコまで片道1時間20分かかった。
戻ってからはサンゴの石垣を見たり、ステキな巨木を見たり、神社を見たり。
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集落を歩いているととてもステキなサンゴ石垣が♪ |
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このあたりは大きな木があった |
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木にはシャコガイが置かれていた |
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看板は無いけど商店のようだった。この島唯一のお店だ。 |
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飲み物を買いました。 |
集落の奥の方に神社がありました。
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神社からの眺め。あの山の向こうが泳いだ海です |
海沿いを集落の反対側へ(大縄方面)へと歩いてみました。かなり急な坂道を40分ほど進んでちょっと景色の良いところで引き返すことにしました。雨もぽつぽつ降ってきてしまった。
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夕方ぎりぎりまで歩き回りました |
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坂の途中から与路の港と集落 |
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ワナ注意の看板がいっぱいありました |
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ここでももいで食べる |
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小さなハミャ島と請島が見えました |
集落に戻ったのは18時。晩ごはんは19時でした。
二晩目には子供たちとも打ち解けて、『ばぁば、釣った魚!釣った魚あげて!』と自分たちの釣った小さなオヤビッチャのから揚げを私たちに食べさせてくれたり、『そこに牛がいるんだよ!明日見てね!見てね!!』と身を乗り出して話しながらの食事でした。
『せとなみの写真撮ってたでしょー。なんで撮ってたの?』って言われたけど、そんなにあの船の写真とる姿は珍しかったかな。
この日はご飯を食べた後も子供たちが私たちのところにやってきて、遅くまでいろんな話をいっぱいした。グイグイに前のめりに話してくる純粋で無邪気な子供たちの姿が目に焼きついて忘れられない思い出となりました。
小さな孫が旦那に私のことを「この人、女の人なの?」と聞いてきて、旦那が『女の人だよ』と答えると、「・・・・・・おかあさん?」とさらに聞かれ、『違うよ、女の人でおじさんの奥さんだよ』と言うと、まん丸の目できょとんとしていたっけ。
親子に間違えられるとかっ!非常にショックを受けた私でした・・・。男か女かはもうどうでもいい。
おばさんに聞いた話では、以前、自衛隊の人が泊まりに来て『危ないところには行かない』という約束で車を貸したら崖から落ちて大変なことになったそうで、それ以来車は貸さないことにしているということでした。
地図上では与路島は一周道路があるように書かれていますが、何箇所も崩れていて廃道になっていて一周なんてできません。歩いていける範囲を楽しむのが一番だと思います。
明日は朝が早いので夜のうちに会計を済ませた。2泊5食で2人で25000円でした。ご飯も美味しくて本当にあたたかな宿でした。
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